人材サービス大手のヒューマンリソシアが、月4,000件にのぼる求人広告文の作成業務にAIエージェントを導入しました。
年間16,000時間の作業を約3割削減し、4,800時間の削減を見込んでいます。
ライティング量の多い企業にとって参考になる事例です。
採用ライティング業務の課題
ヒューマンリソシアは毎月4,000件の求人広告文を作成しています。
求人ごとに職種・条件・企業の特徴を反映した文章が必要で、担当者の経験とスキルに依存する属人的な業務でした。
年間換算で16,000時間。
これを少人数で回していました。
AIエージェント基盤サービスをどう導入したか
AIエージェント基盤サービスを導入し、求人広告文の自動生成フローを構築しました。
求人情報を入力するとAIが職種・業界・企業特性を踏まえた広告文のドラフトを自動生成。
担当者はドラフトを確認・調整するだけで済む体制になっています。
年約4,800時間(3割)削減の内訳
| 項目 | 導入前 | 導入後(見込み) |
|---|---|---|
| 月間作成件数 | 4,000件 | 4,000件(変わらず) |
| 年間作業時間 | 16,000時間 | 約11,200時間 |
| 削減時間 | — | 年約4,800時間(約3割減) |
中小企業で再現するなら
同じ型の文章を月100件以上作成している企業なら、費用対効果が出始めます。
- ツール:ChatGPT API(月額2,000〜10,000円程度)+GASまたはMakeで自動化フローを構築
- 初期費用:外部発注なら20〜50万円。自社エンジニアがいれば10万円以下
- 体制:フロー構築は外注、日次の確認は既存担当者1名で運用可能
- 前提業務量:月100件未満では効果が薄い。定型性が高いほど効果大
- 失敗条件:文章の定型化ができていない・品質チェックを省略する・業種知識をプロンプトに入れていない
| 評価軸 | スコア |
|---|---|
| ROI(投資対効果) | ★★★★☆ |
| 再現性(中小企業) | ★★★★☆ |
| 難易度(低いほど簡単) | ★★☆☆☆ |
ROI★4の理由:月100件以上の定型ライティングがあれば半年以内に初期費用回収が見込める。
再現性★4の理由:API+ノーコードツールの組み合わせで中小企業でも実装可能。
難易度★2の理由:フロー構築に外部発注が必要だが、運用は社内で完結する。
出典・参考
市野
愛知県岡崎市でAI活用支援を手がける一人社長。
中小企業の現場でAIを実装してきた経験から、他社事例を「うちで再現するには」の視点で読み解いて発信中。
