岡崎AI会メンバーの石本 大貴が運用している、AIによるInstagramショート動画の自動生成・投稿システムの事例です。
「AIで動画を作って投稿する」という話自体は珍しくなくなりましたが、この事例の特徴は編集作業を一切やらない「完全自動」に振り切っている点にあります。
1本あたりの作成時間は約10分。3アカウントを運用しており、そのうち1アカウントはフォロワー数約7,000人(2026年5月時点)。
SNS運用に時間を吸われがちな中小事業者にとって、参考になる組み立てだと思います。
運用中のアカウント(コンセプト: 「一問一答|中学生|1日1分で大事な用語を暗記」):
課題
SNS(特にInstagramのリール・ショート動画)運用には、こんな構造的な問題があります。
- 1本作るのに、台本→撮影→編集→投稿でトータル数時間かかる
- 毎日 or 高頻度で投稿しないとアルゴリズム上、伸びにくい
- 編集スキル・センスに依存し、外注すると月数万〜十数万円
- 「とりあえず始めてみる」と続かないことが多い(時間・気力コスト)
結果として、SNSは大事と分かっていても着手できない・続かない、という状態になりがちです。
どう導入したか
石本のアプローチは「編集に人を介在させない」を最初に決めて、そこに合うように工程を組んだことです。
- 方針:
- 動画の編集作業はゼロ(切り貼り・テロップ調整・BGM選定を人がやらない)
- テンプレートとAIに「全部」やらせる
- 1本10分で出来上がる範囲だけを設計対象にする
- 運用規模: 3アカウント並行運用
- 成果(現時点): 最大アカウントでフォロワー約7,000人(2026年5月時点)
- 制作時間: 1本あたり約10分
「AIにフルで委ねる代わりに、人間は『出し続ける仕組み』のメンテだけ担当する」という分業です。
結果
- 制作1本あたり約10分(従来の編集ありに比べて時間コストが大幅減)
- 3アカウント運用が一人で回せる規模感
- 1アカウントはフォロワー約7,000人到達(2026年5月時点)
- 「投稿のために生活が回る」状態にならない=継続可能
注意点として、Instagramは2025年以降「AIで作成した量産型コンテンツ」に対するアルゴリズム評価やポリシー対応が変動しています。
石本本人も、AI完全自動コンテンツに対するプラットフォーム側からの警告事例を共有しており、「テンプレートのみAIで作る・本編は手作業」など、ハイブリッド運用との使い分けが今後の論点です。
「動いた」ことよりも「動き続ける条件を観察し続けている」点が、この事例で再現したいポイントだと思います。
学び・現場のリアル
- SNSは「クオリティを上げる」より「続く仕組みを作る」方が、中小事業者には費用対効果が高いことが多い
- 1本10分のラインを決めたから完全自動が成立した。最初から高品質を狙うと自動化が壊れる
- プラットフォーム側のルール変更に強い設計にしておく(=複数アカウントで分散)
- 「AIで作ったから伸びた」のではなく「出し続けたから伸びた」
あなたの事業で再現するなら
SNS運用を「やりたいけど時間がない」「外注すると高い」と悩む事業者向けに、最小構成を整理します。
- 対象業種: BtoC全般、地域密着サービス、教室・店舗、士業・コンサル(認知拡大目的)
- 必要なもの:
- AI動画生成・編集ツール(月額数千円〜1万円程度)
- テンプレートを2〜3パターン用意する設計力(または外部支援)
- 3ヶ月以上「結果が出なくても出し続ける」覚悟
- 進め方:
- 「1本にかける時間の上限」を先に決める(例:10分)
- その時間内で完成するテンプレートを作る
- AIに台本・テロップ・BGM選定を担当させる
- 2週間ごとに反応データを見て、テンプレートを微調整
- 注意点:
- プラットフォーム規約・AIコンテンツへの対応動向を月1チェック
- 完全自動への過剰投資は危険(アカウント停止リスク)。複数アカウントで分散
- 商材によっては「人の顔出し」必須(再現できないこともある)
「うちのSNSもこの組み立てで回せるか?」を一緒に検討したい方は、岡崎AI会の無料相談でお話しください。
売り込みはしません。やる/やらないも一緒に整理します。
このケースを手がけた石本のプロフィールはこちら → 石本 大貴