RimoがClaude Codeで広告レポート作成業務を自動化し、3〜5時間→体感7分にした事例です。 Rimoブログ(2025-10-01)で公開されています。
「SaaS企業の話」と読み飛ばすにはもったいないです。 中小マーケ会社・広告代理店・1人マーケで「広告レポート作成に毎週半日が消える」で悩んでいる構造そのものだからです。 Rimoはこの問題を、「Claude Code+データ取得自動化」で解いています。
僕が注目したのは、「営業・マーケ非エンジニアでも同じ型で再現可能」という設計です。中小代理店にそのまま転用できます。
中小マーケ・代理店のレポート課題
社員1〜30名のマーケ会社・広告代理店・1人マーケにありがちな構造はこうです。
- 広告レポートを毎週・毎月手作業で作成
- 各媒体(Google・Meta・Yahoo)からCSVダウンロード
- Excel/スプシでコピペ→集計→グラフ化
- 結果、1案件あたり3〜5時間が消える
汎用ChatGPTにCSV貼るだけでは毎週の繰り返し作業が圧縮されません。「Claude Code+スクリプト化」が必要、というのが本事例の骨子です。
Rimoの取り組み
Rimoブログで紹介されている内容は以下です。
- 対象: 広告レポート作成業務全般
- 基盤: Claude Code(対話型エージェント)
- 用途:
- データ取得: 各媒体APIからCSV自動DL
- 集計: Pythonスクリプトで自動集計
- レポート生成: グラフ・コメント自動生成
- 設計思想: 非エンジニアでもClaude Codeで業務自動化
効果実感の数字:
- 広告レポート作成が3〜5時間→体感7分
何が真似できるか
本事例から、設計思想だけ抜き取るとこうなります。
- 繰り返し作業はClaude Codeに任せる
- データ取得→集計→可視化をスクリプト化
- 担当者はコメント追記と最終承認だけ
- 効果は「レポート作成時間×案件数」で測る
特に「非エンジニアでも自動化可能」が秀逸です。中小代理店ほど「エンジニアがいないから自動化できない」となりがちですが、Claude Codeなら対話で組める時代です。
中小企業で再現するなら
ここからが本題です。社員1〜30名のマーケ会社・代理店で同じ思想を取り入れるならどう削るか。
構成
| 項目 | Rimo | 中小代理店(社員1〜30名) |
|---|---|---|
| 対象 | 広告レポート | 主要媒体の週次・月次レポート |
| ツール | Claude Code | Claude Code(月20〜30ドル/人、2026年5月時点。要最新価格確認) |
| 月額費用 | (記載なし) | 推定 月1〜3万円(ライセンス+API) |
| 初期費用 | (記載なし) | 推定 10〜50万円(スクリプト構築+運用設計) |
| 体制 | マーケ+エンジニア | 代表+マーケ担当+外部AI支援 |
| 期間 | (記載なし) | 1〜2ヶ月で運用化 |
評価軸スコア
| 評価軸 | スコア |
|---|---|
| ROI(投資対効果) | ★★★★★ |
| 再現性(中小企業) | ★★★★☆ |
| 難易度(低いほど簡単) | ★★★☆☆ |
(難易度=数字小さいほど簡単)
スコア根拠は以下です。
- ROIは最高。3〜5時間→7分は案件数×時短で大きい
- 再現性は高い。Claude Code契約だけで同じ構成
- 難易度は中。API設定・スクリプト保守は必要
前提条件・必要データ
- 各媒体のAPIアクセス権限がある
- レポートフォーマットが標準化済み
- Claude Codeを触ることに抵抗がない担当者
- スクリプトを継続メンテする意識
失敗条件・適用しないケース
- レポートが毎回フォーマット異なる(自動化困難)
- API権限が取れない媒体を含む(手作業残る)
- スクリプトをブラックボックス化(担当者が触れない)
- 効果測定をせず「便利になった気がする」で終わる
「Claude Code契約すれば自動化する」のではありません。
レポートフォーマット標準化→API権限取得→スクリプト構築→検証→運用→月次測定、という流れが1〜2ヶ月で回って初めて、本事例が描く「3〜5時間→7分」像が中小代理店にも見えてきます。
特に「フォーマット標準化」を省くと、毎回スクリプトを書き直すことになります。
出典・参考
市野
愛知県岡崎市でAI活用支援を手がける一人社長。 中小企業の現場でAIを実装してきた経験から、他社事例を「うちで再現するには」の視点で読み解いて発信中。
